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大福帳というのが昔はありました。大店の番頭さんが、丸いメガネをかけて、反物一本、かんざし一本、味噌、しょうゆなどと書いている風景は、落語の世界にもよく出てきます。
掛売りのことですね。そのお店で買ったものをノートに書いておいて、月末や年末に、まとめて払うものです。落語の世界では、裏長屋の熊さんが、払えなくて夜逃げをする場面なども出てきますね。
クレジットカードは、三者間の関係です。すなわち、カード会社「アクワイヤラー」と、クレジットカードを発行する会社「イシュアー」と、利用者「カードホルダー」の関係です。
クレジットカードには、実はその他に「ハウスカード」と呼ばれるものもあります。商品の販売店や、サービスをする提供業者が発行するもので、発行するその会社でしか利用できないカードのことです。
まさしく昔の大福帳のことで、信用が前提となって、掛で売る二者間のみに通用するカードのことです。飲食店などは、魚河岸から魚を電話一本で仕入れたり、酒屋さんから、ビールを3ダースなどと仕入れたりします。
いちいち現金決済をするのも面倒なので、仕切り伝票だけを切って、後日に現金決済をする。こんな場面は、今でも町の中にはありますね。
ハウスカードの場合は、仕切り伝票などを切ったりしませんが、スーパーマーケットで使うような買い物カードは、このハウスカードの典型的なものといえるでしょう。
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